2022-23年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、シリーズ第39弾。
10月1日・2日に俵田翁記念体育館(山口県宇部市)で行われた、2022-23年シーズン開幕節・山口ペイトリオッツ戦を1勝1敗で終えたビートレインズ。今月7日・8日には、エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で、ホームでは今季最初の試合となるシーズン第2節・鹿児島レブナイズ戦の開催を控える。
今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の阪本さんと共に伝える。
第2節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・阪本舞子
−今シーズンは山口とのアウェー戦で始まりました。1勝1敗ということになりましたが、開幕戦を終えて、現在のチームの状況は?
阪本 初戦は最後、追いつくことができずに悔しい敗戦となりました。2日目はディフェンスを徹底し、前日の課題を修正することができました。それでも課題が残るゲームでしたが、課題が明確だからこそ、次につながるゲームだったと思います。この数日でしっかりと修正し、鹿児島戦に臨みます。
−ホーム初戦は奇しくも昨シーズンの最終節の相手である鹿児島となります。前回の対戦は1勝1敗ということで、あれから5カ月がたちますが、今年の鹿児島に関してはどのように分析しているのでしょうか?
阪本 鹿児島レブナイズは昨シーズンからあまりメンバーを入れ替えていません。そのため、チームとしての完成度は高いと感じています。特に背番号23のアンソニー・ゲインズ・ジュニア選手は得点能力が高く、気を付けなければなりません。ただ、鹿児島レブナイズの強みを知っている分、チームとしてやらなければならないことも明確です。まだチームのシステムが徐々に浸透している状況ですが、前節の反省を生かし、連勝したいと思います。
−今節は催しも多いですね。
阪本 ホーム開幕戦には石森市長が来場します。昨シーズン終了後に表敬訪問に伺った際、「来シーズン、期待しています」と温かい言葉を頂きました。市長をはじめ市民の皆さまの声援にしっかり応えたいと思います。5年連続で開幕戦の冠スポンサーは地元のスーパーアルプスが務め、クラブとしても大変ありがたいです。「スーパーアルプス大抽選会」も賞品がパワーアップします。ぜひお楽しみください。
−演出もリニューアルにするほか、今季から飲食の販売も再開を予定しているということで、今季はより楽しめるホームゲームになるそうですね。
阪本 ここ2シーズンはコロナ禍でいろいろな制限がありましたが、徐々に緩和されてきました。少しでもコロナ禍前のようなホームゲームの雰囲気を取り戻せるようにトライしています。飲食、アルコール販売の再開は大きな一歩です。皆さまの協力がないと継続できない取り組みですので、引き続きの感染対策に協力いただき、飲食ありのバスケ観戦をお楽しみください。瓶・缶の持ち込みはできません。ごみ削減のためマイカップの持参にも協力をお願いします。演出面については、選手や八王子をよりフォーカスした演出にしました。ペンライトなど光るものを持って、できる限り試合開始1時間前にはお越しください。五感で八王子ビートレインズを楽しんでいただきたいと思います。
−いよいよホームでの今シーズンが始まります。市民やブースターの皆さんにメッセージを。
阪本 「CHARGE」期間も今シーズンがいよいよ大詰めです。B2へ再昇格に向かい、クラブは前進しています。チームの強化、健全なクラブ経営はもちろんですが、皆さまの応援なくして八王子ビートレインズの成長はありません。共にB2へ、そして日本一に向けて戦ってください。会場で熱い応援をよろしくお願いします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2021年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。