京王電鉄と東京都交通局は2月4日、高尾山薬王院(八王子市高尾町)で行われる「高尾山献上そば行列」を受け、臨時列車「高尾山冬そば号」を運行する。
1月21日から高尾山周辺のそば店などで始まった「冬そばキャンペーン」に合わせて運行する同列車。今年で7回目。10周年を迎えた同キャンペーンは、高尾山で親しまれている「高尾山とろろそば」を広める目的で、クーポン券付きの「高尾山そばマップ」などを展開。3月31日まで。
2008年から毎年行われている「高尾山献上そば行列」。「高尾山薬王院門前町のそば店主たちが、新年のそばやジネンジョなど農作物の豊作を祈るために、そばを打ち高尾山薬王院に献上する儀式」と同社。当日はみこしの上にそばを載せて担ぎ、高尾山薬王院の大本堂まで運んだ後、本尊に奉納する。
「高尾山冬そば号」は、同イベントの開催時間に合わせた直通急行列車で、都営地下鉄新宿線・大島駅から京王高尾線・高尾山口駅までの間をオリジナルのヘッドマークをつけて走る。今年は大島駅を9時40分に出発。都営新宿線内の大島駅~新宿三丁目駅間は各駅停車、京王線内の新線新宿~高尾山口駅間は急行として運転。終点の高尾山口駅には11時8分に到着予定。
京王高尾線・北野駅から高尾駅の間では、車内で乗車記念のオリジナルマイ箸との引換券を配布。箸は「高尾山冬そば」のロゴが入ったもので、終点の高尾山口駅に到着後20分間、特設コーナーで引き換えることができる。
事前の予約は不要。「高尾山献上そば行列」は12時50分から予定する。