高尾のギャラリー「むみじか」(八王子市初沢町)で2月19日、東日本大震災の復興支援チャリティーイベント「つながりまつり」が行われる。
東日本大震災で福島県から多摩地域に避難してきた人が集うイベント「つながろう!八王子で!」と多摩地域をターゲットとしたブログサービス「たまりば」が共催して開く同イベント。「3月11日で東日本大震災から1年が経過するため、その前に地域のつながりの大切さと、多摩地域で暮らす私たちが被災者や避難者の皆さんに対してできることをあらためて考える機会を作りたかった」と実行委員の大熊さん。
互いが昨年、八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)で行われた「八王子古本まつり」の場で出会ったことがきっかけとなり今回のイベントを企画した。大熊さんは「八王子の地元住民と被災地から避難して来られている人たちの交流の場を作りたいという思いに賛同し実現した」と話す。
今回は昨年9月から実施している「つながろう!八王子で!」の活動報告や、「ソーシャルメディアで地域活性化」と題した講演、ライブイベントなどを展開。ギター奏者のカルロス真吾さんなど、これまで交流を図ってきた「地域活性化に燃える人」「多摩地区にゆかりのあるアーティスト」を中心に出演者を選んだという。
会場では、市内でTシャツやトレーナー、靴などの加工を行っているヤマタカ捺染(なっせん)工場(横川町)や高尾山の土産として「天狗の鼻」ブランドのかりんとうを展開するMNH(調布市)などが商品を販売するほか、市内に牧場を持つ磯沼ミルクファーム(小比企町)の商品を使ったミルク鍋やトマトカレーなども提供する予定。
「特に参加してほしいのは小さなお子さまがいるファミリー層」と大熊さん。「初めてのイベントだが、2回目、3回目と継続して行っていきたい」とも。
開催時間は11時~18時。無料。入場料は500円(未就学児は無料)。