シールやラベルなどの印刷を手掛ける橋本コーポレーション(八王子市日吉町)が現在、東日本大震災の被災地支援として「シールで応援プロジェクト」を実施している。
東日本大震災の発生直後には復興応援サイトを立ち上げ、「復興応援ステッカー」を製作・配布するなどしてきた同社。今回は震災から1年が経過したことを受け、ネットを使った印刷サービス「シール直送便」を使って、「東日本の復興、応援」をテーマとしたシールのデザインを一般から募集。希望者に期間限定で無料配布することにした。
募集を始めた2月17日から1カ月の間に全国から55人のクリエーターが参加。19歳から62歳まで幅広い人がデザインを描いた。「復興応援をしたいという気持ちを伝える手段としてシールが有効活用できるということを実感した」と同社シール直送便担当の藤田さん。
シールは縦6センチ、幅6センチ。「材質は紙なので、屋内用として文具など身近なものに貼ってお使いいただける」と同社の藤井さん。55人が制作したデザインと同社が制作した8種類、計63種類のデザインの中から選ぶことができる。「地域の子どもたちに配りたいといった声や元気の出る、すてきなイラストといった感想もあった」と藤田さん。「東北の方からも申し込みがあり、とてもうれしかったとの声を頂いている」とも。
配布するシールは選択可能で、1種類100枚。配布は4月27日まで。