八王子を拠点に活動するアコースティックユニット「Lovers in rubbersole(ラバーズ・イン・ラバーソール)」の楽曲「人魚姫」が5月17日から、カラオケ大手のジョイサウンドで配信される。
カラオケでの配信が始まる「人魚姫」(左)と最新作「ボーダーライン」(右)
八王子出身の作詞・作曲とボーカルを担当する、ゆうさんと演奏やアレンジなどに携わるMIKIさんの2人から成る同ユニット。「100年後も残る音楽」をモットーに、2010年6月の結成以来、八王子駅前でのストリートライブなど地元に密着した活動を展開。「八王子のまちおこしキャラクターのようになれれば」とゆうさん。
今回は昨年2月にリリースしたミニアルバム「人魚姫」のタイトル曲をカラオケで配信。ジョイサウンドが実施している「リアルタイムリクエスト」で今年3月、ランキング上位200曲に入ったことから配信が決まった。「ファンの皆さんがたくさん投票してくれた」とゆうさん。「ランキングの順位が上がること自体もお祭りのようだった」と振り返る。
「子どもでも一度聞いたら口ずさめるような曲を作るようにしている」とゆうさん。月1曲のペースで新曲を作り、持ち曲は既に30曲。「生音でないと伝わらないものがある」とアコースティックにこだわり、童謡、クラシックなどの要素を取り入れた曲作りを行っている。その際、コードやメロディーは紙に残さず、「書き出さないと思い出せないような曲は却下」。ストリートライブとライブハウスでのイベントでは演奏曲も変えるなど、こだわりを見せる。
4月21日にはミニアルバム「ボーダーライン」を発表。「前作はファンタジックな感じだったが、今回はリアル路線」とゆうさん。曲ごとにスタジオを変えるなどタイトなスケジュールの中、6曲をまとめた。価格は1,000円。iTunesなどで楽曲配信するほか、ライブ会場や公式ホームページでCDも販売している。
6月3日に恵比寿のダイニングバー「Suree」(渋谷区)でライブを行うなど今後も積極的に活動を展開。目標の一つに「八王子の大きなお祭りで演奏すること」を挙げるゆうさん。「全国を目指しながら地元で頑張っているので応援してほしい」と呼び掛ける。