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八王子に「デカ盛り」系ラーメン店「ジャンキーモンキー」-市内に連続出店

夜の営業に向けて仕込みを進めている店内

夜の営業に向けて仕込みを進めている店内

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 京王高尾線・めじろ台駅近くに5月19日、ラーメン店「ジャンキーモンキーBros.」(八王子市椚田町)がオープンした。

店舗の外観

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 「ジャンキーモンキー」は、ラーメン店のプロデュースや業務用食材の開発などを手掛けるGoblet(目黒区)が展開。昨冬にオープンした横浜線・町田駅前のラーメン店「ジャンキーモンキーJr.」(町田市)を皮切りに出店を続けており、八王子市内では4月上旬にオープンした京王線・北野駅近くの「ジャンキーモンキー 2nd(セカンド)」に続き2店舗目となる。

 店舗面積12坪、席数10席の店内は、もともとラーメン店だった物件を居抜きで借り上げ改装したもの。社長の安藤さんが八王子出身ということもあり、地域になじみがあったことも出店のきっかけの一つとなった。「今は初期投資にお金をかける時代ではなく、初期投資を回収しようとも考えていない」と安藤さん。セルフサービスも取り入れることでよりコストを削減し、「その分、食材などでお客さまに還元できれば」とも。

 店内には「NO セアブラ、NO ラーメン、NO LIFE」と書かれた旗を掲げ、看板にも「ニンニク崩落」「スープ決壊」といった言葉が並ぶ。メニューは名古屋のラーメン店主などからノウハウを得て開発。スープは鶏ガラ、豚骨、野菜などからじっくり取る。

 メーンメニューのラーメン(690円)は麺の上にモヤシを積み上げ、その上にニンニクを載せるなど「デカ盛り」系と呼ばれるもので、「ヤサイ増し」には無料で対応。「麺大盛り」(100円)、「肉増し」(200円)などの好みに調整できる。目玉は豚ロース1枚、空揚げ4個など揚げ物が3種類載ったラーメン「ジャンキーモンキー」(850円)。「お客さまがご褒美として味わってもらえるような料理にしたかった」と安藤さん。

 入り口に置かれた券売機では、「今日の気分・体調に合わせて」と記したトッピングの組み合わせ例を掲示。さっぱりと食べたい人には、通常のラーメンに「アブラ抜き」「黒こしょう多め」「お酢少々」などの組み合わせ(790円)を提案するほか、ガッツリ食べたい人には、「ジャンキーモンキー」にさらに肉、ニンニク、野菜を載せたうえ、小ライスを足した1,200円の組み合わせも提案している。

 出だしは上々で、「お客さまが人を連れてきてくれている。裏切らないようにしないと」と安藤さん。期間限定メニューの開発なども行っていく方針だという。今後も多摩地区を中心に出店を続けていく予定で、地域に店がないことで生まれる「飲食難民」などを取り込んでいく考え。後進の育成にも取り組む方針で、現在、29歳という安藤さんの夢は「40歳になるまでに従業員が社長になること」。「店は10~20年のスパンで考えているので、地域に密着したラーメン店になれれば」と抱負を明かす。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時。

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