JR西八王子駅前(八王子市千人町2)で9月1日・2日、西八王子の夏を彩る恒例行事「踊れ西八夏祭り」が行われた。
地域活性化を目的に地元の商店会「西八商栄会」などが中心となり、毎年夏に開催されている同祭り。2002年に始まり、今年で11回目を迎えた。
地元の「八王子千人連」など多摩地域のチームをはじめとした、さまざまな踊り手が参加。駅前ロータリーを活用した「駅前会場」のほか、商店街の通り沿いにあたる「西会場」「東会場」の3会場を設けて踊りを繰り広げるもので、一般客も飛び込みで参加できる「総踊り」も名物となっている。
例年約4万5000人が来場し、約1400人の踊り手が参加する。イベント開催に合わせ、地域の飲食店などは路上に出店するほか、コインパーキングを活用した縁日や地域の町会が休憩に使えるスペース「お祭り広場」なども展開。それぞれイベントを盛り上げた。昨年に引き続き、東日本大震災の復興を支援しようと、西八王子駅前など各所にスタッフが立ち募金活動を実施。被災地の特産品や名産品を紹介する「被災地物産展会場」も開設された。
今年は、初日=阿波踊り、2日目=YOSAKOIソーランと民謡流しという演目で開催。両日共16時30分~20時30分にかけて、さまざまなチームが踊りを繰り広げた。初日は時折雨が降る中での開催となったが、多くの市民らが傘を片手に集まり、「駅前会場」では西八王子駅の窓からその姿を眺める人もいたほか、シートを持参してじっくりと見入る親子連れや踊る姿を写真に収めようとする観客もいた。2日目も予定通り開始されたが、夕方からの雷雨のため途中で中止された。