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八王子・八日町に「まちづくり実験室」-「八王子まつり」に合わせて限定開催

「八日町まちづくり実験室」の開催に向けて準備が進む会場

「八日町まちづくり実験室」の開催に向けて準備が進む会場

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 8月3日から始まった多摩地区最大の山車まつり「八王子まつり」の開催に合わせて、地元の商店会による催し「八日町まちづくり実験室」が行われている。会場はNTT東日本八王子支店(八王子市八日町)の敷地内。

エリアワンセグの送信機も登場

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 地元の情報を発信する試みとして行われている今回のイベント。地元の商店会・八日町商店街振興組合が主催し、通信機器メーカー「エイビット」(南町)の協力などを得て初めて開催された。

 会場では、エゾシカの焼き肉や北海道のご当地焼きそばなどを提供。地上デジタル放送の仕組みを活用したエリアワンセグ実験なども行う。同実験では八王子を題材に映像を制作。エイビットが開発・販売する微弱ワンセグ送信機から周囲70センチの範囲で配信するもので、「おじいちゃん、おばあちゃんにしてみれば、孫の映像が出てきたら見たくなる」と同社営業本部の平井さん。「地元のコンテンツなので、そこが面白い」とも。

 OS「アンドロイド」を利用したアプリも登場。カメラに向かって顔を向けると、表情に合わせてハートマークや花火などをデコレーションするもので、実際に会場で体験することができる。子どもたちをメーンターゲットにNゲージの鉄道模型も展開。駅周辺には転車台が残るなど、「八王子は鉄道の街」と担当者。「特に転車台は日本ではほとんど残っていないので、有効活用すればまちおこしのアイデアが出てくるのでは」とも。今回は市民になじみのある電車の模型を用意。「子どもを含めてもう一度、八王子の良さを感じてもらえれば」と話す。

 今後は催しの定例化を狙う。企画に関わるカトウ洋品店(八日町)の加藤さんは「いろいろなことをここで試して、成功したものを外に出していきたい」と意気込む。イベントは8月5日まで。

 「八王子まつり」は、8月3日~5日の日程で実施。甲州街道をメーン会場に上地区、下地区それぞれに分かれ、山車同士が向かい合って一騎打ちする「ぶっつけ」やみこし、民謡流しやパレードなどさまざまなイベントが行われる。前回(2010年)の観客動員数は約68万人と、多摩地区最大規模の祭りとして知られる。

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