八王子市は10月下旬、北口駅前のタクシー乗り場西側に新たに観光案内所を設置すると発表した。

　設置は、9月3日に行われた石森孝志八王子市長の定例記者会見の場で発表されたもの。市では本年度、東京都緊急雇用創出事業を受け、「八王子市観光PRキャラバン事業」を展開。市内の観光情報やイベント情報、名物などを紹介する「八王子市観光PRキャラバン隊」を結成するなど、「長い歴史と伝統文化、豊かな自然など、市内観光地の魅力を発信するため、 PR施策に力を入れている」と石森市長。

　観光案内所の整備は今年6月の補正予算で盛り込まれたもの。商工会議所と連携する「観光産業振興会議」の設置などと併せて、「観光産業を生かしたまちづくり」として合わせて2,063万円を計上。同所については当初、今年7月の設置を予定していた。

　今回整備される同所については、駅前広場の地下駐車場入口とタクシー乗り場の間に設置する方向で調整を進めており、当初より3カ月遅れにはなったが、「場所が計画と比べて、より良い場所になった」と市観光課の担当者。

　名称は「八王子インフォメーションセンター」で、オープン後は年中無休で観光情報の提供、市内の物産品の展示や出張販売などを行っていく方針。運営は八王子観光協会が行う。

　営業時間は10時～19時。