今年のゆるキャラの人気投票を行う「ゆるキャラグランプリ」の結果が11月25日、埼玉県羽生市で行われた「ゆるキャラさみっと in 羽生」で発表され、八王子のご当地キャラクター「たき坊」は都内3位の記録を残した。
イベントを主催する同実行委員会によると、今年は全国から865体のゆるキャラが参戦。都内だけでも39のキャラクターが人気を競った。9月15日から2カ月にわたる期間中に集まった投票総数は650万票を超えたという。
今年のグランプリは愛媛県今治市の観光キャラクター「バリィさん」で、54万を超えるポイントを獲得。2万1872ポイントだった「たき坊」は、グランプリには手が届かなかったものの、865体中58位と健闘した。都内で一番票を集めたのは、約3万2000ポイントを集めた国分寺市の「にしこくん」。約2万4000ポイントを集めた巣鴨地蔵通り商店街の「すがもん」に続き、「たき坊」は都内では3番目に票を集めた。
自らツイッターなどを通して投票を呼び掛けてきた「たき坊」。一時、都内では最多得票を集めたほか、今回は市観光課もチラシを制作するなど地域ぐるみで応援した。今回の結果に、「たき坊」は「初参加したゆるキャラGP、全国で58位になれたポン。応援して投票してくれたお友だち、ありがとポン♪ これからもっともっと応援してもらえるようにがんばるポン♪ ホップステップポンポンポン(o^^o)」(原文ママ)とコメントし喜びをあらわにした。
「たき坊」は、少林寺(八王子市滝山町)副住職の大石隆元さんを中心とした「八王子のゆるキャラを作ろう会」が展開するご当地キャラクター。昨秋からイベントに着ぐるみの「たき坊」が登場。今年3月には、「八王子市市民企画事業補助金」対象事業として採択され、市と協働する「ゆるキャラ」になっている。