日野市役所前市民プラザ(日野市神明1)で12月18日から、環境に優しいイルミネーションを施す「日野の冬フェスタ2012」が始まった。
2006年から毎年この時期に行われている同イベント。今回で7回目。2008年からはバイオ燃料発電で得た電力で各イルミネーションを点灯させるなど環境に配慮したイベントとして知られる。イルミネーションの多くは学生や市民などによる手作りで、期間中は「消費電力100ワット以下」などの条件をクリアしたイルミネーションが数多く展示される。
今回は明星大学(程久保2)の学生がイルミネーション全体の設計を担当。宇宙空間をイメージした会場に作り上げた。このほか、八王子にキャンパスを構える杏林大学や日野自動車(日野台3)が運営する企業内訓練校である日野工業高等学園の学生による作品も展開。自転車をこいでいる間だけ点灯する「人力発電オブジェ」など変わり種のイルミネーションも用意されている。
イベントの開始を前に17時30分から点灯式を開催。会場にはその瞬間を見届けようと家族連れなど多くの人が集まった。馬場弘融(ひろみち)日野市長は、「若い皆さんの力でこの催しができた」としたうえで、「小粒だが面白いイルミネーション。このにぎわいが日野市の活性化や皆さんの元気につながればいい」とあいさつ。子どもたちのカウントダウンに合わせて点灯ボタンが押されると、会場が一瞬で華やかになり周囲から大きな歓声が上がった。
クリスマス当日である25日には電飾で飾り付けたミニトレインを運行するなど催しを行うほか、今月20日からは豊田駅北口でもイルミネーションを展開する予定。
点灯時間は17時~20時30分。開催期間は市民プラザ会場が今月25日まで、豊田駅北口会場が来年1月31日まで。