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八王子で茶の飲み比べ「闘茶」-ソムリエ茶人がプロデュース

「闘茶」を企画し、自ら茶を立てた榎本正史さん

「闘茶」を企画し、自ら茶を立てた榎本正史さん

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 銘茶や泡盛などの酒を扱うカフェ「舶来茶屋 天正庵」(八王子市子安町1、TEL. 042-648-1055)で1月20日、さまざまな茶の味を飲み比べる催し「闘茶 ~tou-cha~」が行われた。

相談に乗る榎本さん

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 八王子出身でソムリエや日本酒利き酒師などの資格を持ち、「ソムリエ茶人」とうたう榎本正史さんが営む同店。茶にまつわる小物類の販売なども行っているほか、イベントも積極的に行っている。今回の催しについて、「本来のお茶を当てる競技的なものとは違い、味わいを飲み比べて好みの一服を探すことが目的。のんびりして楽しんでもらう企画」と榎本さん。

 完全予約制のイベントとして参加を呼び掛けたところ、当日までに満席に。15時のスタートとともに店には多くの客が訪れ、麦飯やとろろのワサビ添え、北海ダコの刺し身などを合わせた食事「壱の膳」や、今回のイベントに合わせて沖縄から空輸したという「ちんすこう」などを合わせたデザートをお茶請けとして味わいながら飲み比べを進めた。

 用意されたのは、「細(さざ)波」「古都の白」「三都の白」「吉祥」「祝いの白」「小泉の里」の6種類の茶。表千家、裏千家、武者小路千家などさまざまな流派をそろえ、その場で茶を立てた。「茶会の席では、ほかの流派の茶は同時に楽しめないので、さまざまな切り口で抹茶を楽しんでもらえる」と榎本さん。客がその場で飲みたい茶の種類を選び、それぞれを飲み比べて楽しむスタイルを取ったが、中には茶の選択に悩む人もおり、榎本さんが茶にまつわるエピソードなどを披露しながらアドバイスを加えていた。茶の味わいを引き出す日本酒として、広島の米「八反錦」で作られた「天寶一(てんぽういち)」も用意するなど工夫も凝らした。

 今回の催しが好評だったこともあり、4月にも2回目の「闘茶」を行う予定。詳細はホームページで紹介する。

 営業時間は14時~24時30分。火曜定休。

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