東京工科大、「東京ゲームショウ」出展-学生のゲーム作品展示

東京ゲームショウの会場に設けられた東京工科大学のブース

東京ゲームショウの会場に設けられた東京工科大学のブース

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 東京工科大学(八王子市片倉町)は、10月9日より幕張メッセで開催されていたイベント「東京ゲームショウ2008」の「ゲームスクールコーナー」に出展、学生の手によるゲーム作品や研究成果などを展示した。出展は併設校である日本工学院(八王子市片倉町)と共同で行ったもの。

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 同大学にはゲーム制作を専門とする教員や研究者が多く在籍。ゲーム制作に関する同大学のカリキュラムは文部科学省から2004年度の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に採択されている。

 同大学メディア学部講師で今回の担当教員でもある三上さんによると、同大学でのゲーム制作の取り組みは、「ゲーム産業界に散在している基盤技術を集約し、その制作を担う人材の育成手法を確立し、マニュアルとして取りまとめ、ゲーム産業のみならず他の教育機関に広く公開すること」が目標といい、今回の出展もその一環で行われたものだという。

 「ゲームショウ」へは昨年も参加。昨年は人間の存在意義をテーマとしたロールプレイングゲーム「Void(ボイド)」やサーカス団を育成するシミュレーションゲーム「サーカス☆サーカス」など、学生による作品4点を展示した。三上さんは「学生たちはこの制作過程を通して、途方もないアイデアから、さまざまな能力を持つスタッフ統括してひとつのものを完成させるプロセスを学んだ」と話す。

 今年も学生の手による作品を5点展示。会場で配布したパンフレットなども「すべて学生の手によるもの」(同)。ゲームの最終調整の際には大学のオープンキャンパスに参加した高校生たちへヒアリングを行うなど、制作過程も本格的なものだったという。

 同ブースではゲームに関する研究も展示し、「サイエンスとしてのゲーム制作」にも焦点を当てた。

 「東京ゲームショウ2008」は今月9日から4日間の日程で行われ、主催者によると約200社が出展。総入場者数は約19万人だった。

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