京王線・北野駅から約10分の場所に4月14日、スノーボードやスケートボードを扱う専門店「PASTiME BOARD SHOP(パスタイム ボードショップ)」(八王子市絹ヶ丘1、TEL 042-683-0429)がオープンした。
東京・日野出身で、プロスノーボーダーとして活動する田栗賢二さんが開いた同店。スノーボードやスケートボード、衣類、靴、グッズなどを扱うほか、室内にスケートボードを使って滑走するための斜面であるランプも用意。マイクロバスで雪山へと案内するイベントなど催しも積極的に行っている。
海外ブランドのものを中心に田栗さんが自らプロデュースした商品なども展開。工房も設け、客からのニーズに合わせてボードの加工などチューンアップにも応じている。「10年以上プロとしてやってきた経験を売っている」と田栗さん。「量販店とは違い、人間関係、信頼関係での商売。売りっぱなしではなくアフターサービスまで提案できるのが強み」とも。
売りの一つが店内に設けられたスケートランプ。田栗さんが友人と作り上げたもので、子どもから上級者まで楽しめるよう3段階を用意。深夜でも遊べるよう防音対策にも力を入れた。料金を1時間500円と安価に設定したほか、スケートボードやヘルメット、プロテクターの貸し出しも実施。「試すことで、本物を買ってみようというきっかけにもなる」と田栗さん。親子客などにも好評で、中には週3回利用する人もいるという。田栗さんは「仕事の後の1時間を使って遊べる場所はなかなかない」としたうえで、「パスタイムという店名の通り、気晴らしに来てくれれば」と話す。
今後はプロスケーターやプロスノボーダーを招いて試走会やサイン会などイベントも開いていく方針。プロを目指す子どもたちの支援などにも取り組んでおり、田栗さんは「八王子や日野の子どもたちに健全に横乗りに楽しんでもらえるよう、そのパイオニアになれれば」と意気込む。
営業時間は13時~22時(金曜は24時まで)。