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多摩美・情報デザインコースが電子書籍-学生作品など紹介、院の魅力アピール

でき上がった電子書籍を紹介する永原康史教授

でき上がった電子書籍を紹介する永原康史教授

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 多摩美術大学情報デザインコース研究室(八王子キャンパス=八王子市鑓水)は4月から、学生の作品や教員の研究内容などを紹介する電子書籍「できごとのかたちテキスト」を配信している。

制作に携わった助手の石山さん

 iPad向けの電子書籍プラットフォーム「iBooks」版とPDF版の2種類を用意する同書。同大大学院デザイン専攻情報デザイン領域「経験デザイン研究グループ」「メディアデザイン研究グループ」の2つのグループがこれまで行ってきた研究や作品などをまとめ上げたものとなる。

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 目玉の一つが、学部生や大学院生が作り上げた作品。天気予報をトースターでパンに焼き付ける「テンキパン」など、人と物とをつなぐ「インタラクションデザイン」の成果を数多く見ることができるほか、講義録やインタビュー形式の読み物も掲載。「情報デザインという名前からだけでは何をやっているか分からないかもしれない。ぜひ私たちが何をやっているのか知ってもらえれば」と、同大情報デザイン学科の永原康史教授。

 今回、電子書籍という手段を選んだことについて、「情報デザイン領域がリリースするメディアとして、一番ふさわしいものは何かと考えた時、今はウェブサイトの拡張ではなく電子書籍だと思った」と永原教授。「iBooks」版では動画による紹介も取り入れるなど工夫も凝らしており、「電子書籍は紙とウェブサイトの中間の位置付け。ダウンロードして何度でも見られるので、学生のポートフォリオにも使える」

 制作には約1年の歳月をかけ、読みやすさを考慮してレイアウトや写真の扱い方、文字の校正などにも気を配ったという。「取りまとめが大変だった」と実際に携わった同大助手の石山さん。永原教授も「普通の書籍を作るのと変わらないくらいの時間をかけた」と振り返る。

 今回公開した日本語版に続き、6月上旬には英語版の公開も予定。永原教授は「情報デザインという考え方からいろいろなものを作っているので、興味を持ってもらえれば」と呼び掛ける。

 全74ページ。配信情報はホームページで提供する。無料。

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