八王子は7月12日も朝から気温が上昇し、昼前には最高気温35.8度を記録するなど、都内一の暑さとなったほか、8日から続く猛暑日も5日目を迎えた。
6日の梅雨明け以降、連日暑さが続いている関東地区。「太陽の街」と呼ばれることもある八王子も、6日に34度を記録したことが暑さの皮切りとなり、8日=36.0度、9日=35.9度、10日=36.2度、11日=36.2度と猛暑日が連続。最も暑い時期を上回る気温が続いている。
12日も11時55分に35.8度まで上昇。平年と比べると約7度高く、都内一の最高気温となった。八王子駅周辺では炎天下の中、日影のない路上に出て交通整理を行う警官を見かけたほか、コンビニに立ち寄りアイスを買い求め、その場で食べる人や携帯サイズの扇風機を体に当てる女性もおり、それぞれが暑さに耐えながら日中を過ごした。
八王子経済新聞編集部のツイッターでは、連日八王子の気温を紹介。ツイートの度に、「ヤバすぎ」「どうりで暑いと思った」「息苦しくなってきた」「とろけそう」などのコメントが寄せられ、時には100回以上リツイートされることもあり、「太陽の街」として読者から連日の暑さに多くの関心が寄せられていることがわかる。
暑さが続く中、熱中症による搬送数も増加。国立環境研究所の熱中症患者速報によると、八王子市内では5月1日~7月7日までの間、男性17人、女性8人が救急車で運ばれている。東京都下の市町村では7月に入ってから急激に搬送数が増えており、十分な警戒が必要だ。
気象庁では、13日も東京は35度まで上がるとして高温注意情報を発表し、注意を呼び掛けている。