多摩市の複合文化施設・パルテノン多摩(多摩市落合)などで11月23日から、映画祭「TAMA CINEMA FORUM(多摩シネマフォーラム)」が開催される。
市政20周年記念事業として1991年に始まった同祭。市民が企画・運営の中心を担当し、今年はパルテノン多摩の2つのホールとベルブホール(永山)、ヴィータホール(関戸)の計4カ所を会場に展開。さまざまな映画の上映会や新進監督の作品を上映するコンペティション「TAMA NEW WAVE」、出演者などが参加するトークイベントなどを繰り広げる。
目玉の一つが「日本で最も早い映画賞」とうたう「TAMA映画賞」。昨年10月~今年9月に公開された作品を対象に映画ファンの立場から表彰し、上映するもの。2009年から行っており、今回で5回目を迎える。
今年の最優秀作品賞には、大森立嗣監督の「さよなら渓谷」と沖田修一監督の「横道世之介」の2作品を選出。特別賞は、「はじまりのみち」を手がけた原恵一監督、「恋の渦」を手掛けた大根仁監督の2人と、それぞれのスタッフ、キャストに贈る。最優秀男優賞には、「舟を編む」などの作品に出演した松田龍平さん、最優秀女優賞には、「さよなら渓谷」に出演した真木よう子さんと「横道世之介」に出演した吉高由里子さんを選んだ。最優秀新進男優賞には、池松壮亮さんとミュージシャンとしても活動する星野源さん、最優秀新進女優賞には、黒木華さんと刈谷友衣子さんを、それぞれ選出した。
イベント初日の23日には、同賞の授賞式をパルテノン多摩大ホールで開催。大森立嗣監督、沖田修一監督のほか、松田龍平さん、真木よう子さん、吉高由里子さんらが登壇を予定。式典は23日17時から。
会期は12月1日まで。