八王子の中心市街地で10月1日から、一般に向けて専門店ならではの知識をレクチャーする無料講習会「八王子まちゼミ」が行われる。
商店主やスタッフらが講師となり、専門的な知識や情報を無料で提供する「まちゼミ」。今回は商店街の空き店舗を活用したチャレンジショップ「FOR USE NOW OPEN」(八王子市中町)や食べ歩きながら街を巡るイベント「バルベリー八王子」などを手掛ける「まちづくり八王子」(旭町)の主催で行われる。
「きれい」「健康」「体験」「つくる」「まなぶ」の5つのジャンルに分けて、42講座を用意。第1回「八王子お店大賞」でもある肉の富士屋(横山町)では、「必修!お肉講座・初級編」と題して肉に関する基礎知識などをレクチャーするほか、「八王子ナポリタン」の生みの親の店としても知られる「がぶ飲みワインとカリカリ羽つきピザの店 GAMバル」(新町)では、「マンマミーア中島のナポリタン教室」を開催。自宅でもおいしくできるナポリタン作りのコツを教える。
このほか、和装を扱う「きものの西室」(横山町)やメガネ店の「タカクラメガネ」(八幡町)、布団や枕を扱う「丸吉優眠館」(八幡町)などでも講座を実施。イベント交流スペース「マニeカフェ」(中町)では、若手マジシャン「ごっちん」さんを招いて「ごっちんの手品教室」と題したイベントを開催するなど各店が趣向を凝らした講座を繰り広げる。
同会主催としては今回で2回目を迎える「まちゼミ」。八王子駅前など中心市街地から甲州街道(国道20号)沿いの本町、八日町、八幡町にかけての各店が参加するが、今後は講座数をさらに増やしながら、西八王子や南大沢など中心市街地以外のエリアでの開催や、ほかの地域で行われている「まちゼミ」との連携も狙う。
「お客さまと接点を多く持つことは対面販売の基本中の基本」と企画に携わる同会の星見さん。「潜在的にはやりたがっているお店もあると思う。店と講座をコラボさせるなど新しい取り組みを行うことで、相乗効果を生むような企画を行っていきたい」と意気込む。
講座の内容や開催日は同会ホームページで確認できる。10月31日まで。