PowerWave（パワーウェーブ、八王子市上柚木2）が9月25日から、「レゴブロック」と組み合わせることでiPhone向けのスタンドが作れる新商品「スマートスタンド」を販売している。

レゴブロックと組み合わせることでiPadスタンドにもなる

　30年来のアップルユーザーだという同社社長の大岡歩夢さんが手掛けた同製品。iPhoneなどを充電する際に用いる「Lightningケーブル」を接続できる同スタンドと、レゴブロックと同サイズの穴と材質を採用した「ライトニングブロック」を独自に開発。単体でもスタンドとして使えるほか、既存のレゴブロックと組み合わせることで、iPhone・iPadが充電可能なオリジナルスタンドも作り上げることができるようになっている。

　サイズは高さ10センチ、幅4センチ、奥行き7.2センチで、重さは約21グラム。ブロックのカラーリングには「白赤青」「赤」「白」の3色を用意。テレビアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズをほうふつとさせる「RX-78」「MS-06S」「RX-0」をカラーコードとしてそれぞれに付けており遊び心も垣間見せる。「子ども心を忘れない人、遊びたい人にぜひ」と大岡さん。

　市販の卓上ホルダーに満足できなかったこととレゴブロックの世界に可能性を感じ、2年ほど前から開発を始めた。「ケースをつけたまま使え、片手で抜き差しができ、レゴで好きに拡張ができて、純正のケーブルが使えるスタンドを作ろうと思った」と大岡さん。3Dプリンターを活用し、設計を行っては試作品を製作。その数は1000個にも及んだ。「いかにシンプルに、美しく小型にするかにこだわった」。開発中にはレゴブロックの精度の高さに驚かされ、「100分の1ミリまで計れるノギスを使っていたが、そのクオリティーにはびっくりした。恐ろしいほど寸法精度が高く、レゴに対するリスペクトが高まった」と振り返る。

　現在はアマゾンで販売しているが、直販サイトの構築や雑貨店など販路の拡大を狙う。「レゴブロックの面白さを広げていく活動のお手伝いもしていきたい」と大岡さん。

　同社は2007年設立。ITシステムのコンサルテーションなどを行いながら、音楽プレーヤーなどと合わせてイヤホンコードを簡単に収納する「CodeSmart」などの企画・開発・販売などを行っている。

　価格は2,980円（税別）。