八王子駅周辺の空きテナントを使ったアーティストの作品展など、さまざまプロジェクトを行っている「AKITEN」が1月28日、同団体の活動拠点「AKITEN BASE CAMP」(八王子市旭町)で、まちづくりのプロジェクト運営に必要なスキルを紹介する講座「AKITENのつくりかたゼミ」を行う。
「AKITEN」がこれまで取り組んできたイベントなどを参考に、プロジェクトを進めるために必要な知識や技術などを紹介していく同講座。東京都が進める「東京文化発信プロジェクト」の一環として開くもので、プロジェクトマネジメントやファシリテーションなど、さまざまな題材をテーマに、これまで4回にわたり行ってきた。
5回目を迎える今回は「AKITENの伝え方と残し方のコツ(WEB編)」と題して、ウェブサイトを使った情報の伝え方や記録の残し方などをテーマに据える。ウェブ制作会社で勤務する八王子経済新聞の記者が講師となって、ウェブサイトで情報を発信する意義から日々の更新の大切さなどについて取り上げることとなっており、実際に「AKITEN」のウェブサイトを題材にデザインのラフを考える実習の時間も設ける。
「AKITEN」を手掛け、八王子市議会議員としても活動する及川賢一さんは「『AKITEN』についてずっと記事を書いてきてくれた記者の方から、プロジェクトの伝え方について講義していただける機会は非常に貴重」とした上で、「ウェブ制作のプロであり、記者である講師の視点が生かされたホームページの作り方をぜひ受講してほしい」と呼び掛ける。開催時間は19時~20時30分。定員は25人となっており、メールで参加申し込みを受け付けている。参加無料。
2月には続編として「AKITENの伝え方と残し方のコツ(映像編)」も開催予定。商店を通して八王子の魅力を紹介する冊子「JIMOTO」などを手掛けたことでも知られるデザイナーでギャラリーカフェ「MODESTE」(元横山町3)店主の望月成一さんを講師に招き、映像に着目した講座を展開する。開催予定日時は、2月25日19時~20時30分。