八王子市生涯学習センター(通称=クリエイトホール、東町)で3月5日、公開パネルディスカッション「どうなる!?2020年東京オリンピック~八王子に呼ぶの?呼べるの?どうなるの?~」が行われる。主催は八王子青年会議所。
5年後の開催を控える東京オリンピックを前に、現在の状況や1964(昭和39)年に行われた大会の模様などを踏まえて、八王子のまちづくりやまちおこしについて考える同企画。当日は地元選出の萩生田光一衆議院議員や東京都議会の近藤充議員、八王子観光協会の西田和夫専務理事、八王子青年会議所の樫崎光治理事長が登壇し意見交換する。
1964年のオリンピックでは、自転車ロードレースとトラック競技が行われた八王子。2020年のオリンピックでも自転車競技を行えるよう、昨年12月24日には、マウンテンバイクとモトクロス競技の会場を誘致しようと、石森孝志八王子市長が同大会組織委員会に要望書を提出するなど動きを見せている。「今回は、萩生田議員には国の視点から、近藤議員には都の視点から、西田さんには八王子の観光など、それぞれの考えについて意見を伺う」と八王子青年会議所の滝澤さん。
同会では、オリンピックと八王子について、1年かけて理解を深めていく方針。「八王子には宿泊施設が少なく、案内所も少ない。あっても日本語だけで、海外からの人に対応できていない」と滝澤さん。「4月には中核市になるので、自分たちの街は自分たちで作ることになる。青年会議所がそのきっかけ作りとして先頭を切ってやっていきたい」とも。同じくイベントに携わる同会の水長さんは「今回のイベントが疑問を解消する場になればいい。ディスカッションで興味を持ってもらった上で、提案やアイデアをいただければ」と期待を込める。
開催時間は19時30分~21時30分。入場無料。参加は要事前申込。定員は170人で、まだ余裕があるという。