八王子市の文化施設「いちょうホール」（八王子市本町）大ホールで3月7日、 コンサート開演中に避難訓練を行う「避難訓練コンサート」が開催される。

「非常口」を示すサインが入ったチラシを用意

　コンサート中に災害が起きたことを想定して、観客と共に避難訓練を行う同コンサート。同施設での実施は今回が初めて。当日は3時間ほどのコンサートの途中で訓練を行うことにしており、訓練終了後は再び会場で演奏を楽しむ流れとなっている。

　会場では八王子消防団音楽隊が音楽番組「みんなのうた」の楽曲やミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」のメドレー、八木節など、さまざまな楽曲を演奏する。訓練では演奏を中断し、観客を建物の外に誘導することにしている。同施設を運営する八王子市学園都市文化ふれあい財団の担当者は「当日は動きやすい服装と履物で参加いただきたい。防寒対策も忘れずに準備してほしい」と呼び掛ける。

　参加は事前申し込み制で、現在、ホームページやチラシなどを通じて受け付けている。定員は先着200人。席にはまだ余裕があるという。担当者は「実践形式なので、安心安全に会場をお使いいただくためにも大変良い経験になる。折しも開催日が全国で一斉に行われる『春の火災予防運動』の最終日ということもあり、良いタイミングでもあるので、ぜひご協力いただきたい」と話す。

　13時開演。入場無料。