西放射線通り商店街(ユーロード)通り沿いにあるコワーキングスペース「8Beat(エイトビート)」(八王子市三崎町)で7月3日、創業希望者や起業家を対象にした講座「『まだ埋もれたままですか?』八王子経済新聞が語る起業家メディア活用法」が行われる。
「8Beat」が八王子の産業活性化組織「サイバーシルクロード八王子」(明神町2)が協働し人材育成を目指して行っている「八王子創業スクール」の番外編として行われる同講座。ウェブ制作会社に勤務する八王子経済新聞の記者が講師となり、プレスリリースやSNSなどを始めとしたメディアの活用法を紹介するもので、座学を踏まえて参加者自らの事業を売り込むことを通してテクニックを身につける実習も行う。
オープンに合わせて編集部のサテライトとなる「8Beat支局」を展開するなど八王子経済新聞との間で友好関係を築いてきた同施設。今回は「八王子創業スクール」についての取材を行った際、記者との間の何気ない会話がきっかけとなって、講座の企画が立ち上がった。
「起業家はメディアを有効活用しなければいけないのだが、使い方を知らないことが多く、もどかしさを感じていた」と「8Beat」の國本さん。同スクールの中でも情報発信に関するカリキュラムが設けられていることから、これを応用するための番外編として催しを行うことにしたという。「メディアの側から自分たちの事業などを見ることはなかなかないので、そういう機会が作れれば」とも。
ホームページやフェイスブックを通じて参加申し込みを受け付けており、定員は40人。既に半数ほどの席が埋まっているという。「『8Beat』もさらに客層を広げていくために、どうやってアピールしていくか苦しんでいるところで人ごとではない。主催者自ら課題の中にあるので、ディスカッションしながらやっていきたい。これから起業しようとする人はもちろん、起業はしたが、どうやって自分たちを知らしめていくか日々格闘し悩みを抱えている人にも、ぜひ参加してほしい」と國本さん。
八王子経済新聞の若松尚利編集長は「記事化の過程で『もう少しの工夫があれば話題になりやすくなるのに』ともどかしい思いをすることもある。私たちのような地域にあるメディアを積極的に活用してもらうことで、自社の存在を世の中にアピールしてもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は19時~21時。参加費は1,000円(同施設の月額会員は500円)。