西八王子駅前の飲食店などが参加し10月14日・15日、飲食店をはしごする催し「西八王子ちょい呑みフェスティバル」が行われる。
2012年から神奈川県・藤沢駅南口周辺で行われている「ちょい呑みフェスティバル」。いろいろな店をはしごするイベントで現在はさまざまな地域で行われている。西八王子駅周辺で行われるのは今回が初めて。
今回は老舗ロックバー「arcadia(アルカディア)」(八王子市千人町3)や立ち飲み店「缶缶酒場」(千人町2)、和食店「八王子旬香 そめい」(千人町2)、「八王子お店大賞」受賞店でもフランス料理店「ENTREE(アントレー)」(散田町3)など飲食店や居酒屋やスナックなど33店舗が参加。加えて、締めの店としてハーフラーメンを提供するラーメン店5店舗も参加し盛り上げる。
当日は3枚つづりになった「ちょい呑み券」を2,500円で販売する。参加者は各店で、券1枚につきつまみ1品とドリンク1杯が楽しめる。「2500円で3軒回れるほか、ちょっと行きにくかったり入りづらかったりした店も試せるのでぜひ来場いただければ」とイベントに携わるワインバー「ginko's」(台町4)の駒澤社長。
藤沢の「ちょい呑みフェス」を知り、西八王子でもできないかと初夏頃から動き出したという。自分の店が南口にあるため「もともとは南口の店でやろうと思っていた」と駒澤さん。「八王子旬香 そめい」の店主の市川さんと出会ったことから北口の店も巻き込もうと協力し合い参加店集めを進めたという。「説明会を開いたりと人海戦術で進めた。飲食店からはこういったイベントを待っていたとの声もあったし、もともと知り合いも多かったのでやりやすかった」と振り返る。
イベントに合わせ、毎年9月に行っている恒例行事「踊れ西八夏まつり」でよさこいが踊られることを受け今年誕生した新メニュー「西八柑橘(かんきつ)」も登場。よさこいの本場である徳島県のすだちとゆずをベースとしたもので、各店がアレンジを加えてサワーなどの飲み物にしている。今回は参加店のうち16店で提供されることとなっており、「それぞれのお店の色が出るオリジナル商品になれば」と市川さん。
チケットは2000枚を用意しており、前売りで既に400枚ほど出ているという。「あくまで『ちょい呑み』なので、お酒が飲めない人もぜひ来てほしい。駅の側に店があるのが西八王子の魅力。すぐに目当ての店に行けるのもいいと思う」と市川さん。駒澤さんは「西八王子というあまり有名でない駅に降りてもらい知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。
イベント期間中は西八王子駅前交番(千人町2)横に本部を設け、チケット販売などを行う予定。本部の開所時間は13時~21時。問い合わせは同イベントのフェイスブックページで受け付ける。