プロバスケットボールチーム「東京八王子トレインズ」の2015年シーズン第1節が10月24日・25日、エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われ、トレインズ連勝で幕を開けた。
同チームにとっては男子バスケットボールの国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に参入後、初の公式戦。両日とも同リーグに所属する「東京海上日動ビッグブルー」を相手に行われた。
初日は1000人を超える観客が見守る中、点の取り合いが続き、81対80と1点差で辛勝。2日目は打って変わって「トレインズ」が優勢にゲームを進め、今シーズンから同チームに加入したダグラス・トーマス選手がダンクシュートを見せるなどダイナミックなプレーも披露。73対66と点差を突き放してシーズン初戦となる第1節を連勝で終えた。
連戦を終えて「ほっとしている」と選手として参加しながらGMを務める和田尚之さん。1000人を超える観客を集めたのは「NBDLとしても記録かもしれない」とも。「1日目は緊張もありながらやっていたと思う。チームを作るには2、3カ月をかけないとできない。若いチームということもあって、ここから意見を出し合ってやっていければ」と話す。
今後はアウェーでの試合も増えるが、「初めての体験なので勉強ということでやっていきたい。当然優勝を目指して頑張るが、会場が一つになってトレインズを応援してもらえるようなチーム作りをしていきたい」と和田さん。「プロチームが地元にあることを誇りに思ってほしい」と呼び掛ける。
第2節は、10月31日にエスフォルタアリーナ八王子で、11月1日に日本工学院八王子専門学校(片倉町)で行われる。