八王子市滝山町にあるひよどり山トンネル北交差点前の造成地に12月に入り、「(仮称)イオンモール八王子IC北出店予定地」の看板がお目見えした。
中央道・八王子インターチェンジ北側に当たる同所。2008年に地元住民らによる「八王子インター北地区周辺まちづくり合同会社」が都有地約12万平方メートルを取得。その後、2013年には滝山町1丁目、左入町、梅坪町にまたがる約15万4000平方メートルの区画整理を行うことを目的に「八王子インター北土地区画整理組合」が設立され、土地の造成や区画道路の整備などが進められてきた。
市が公表している「中央自動車道八王子インターチェンジ北地区まちづくり方針」では、同区域に郊外型大型店舗を核とした商業施設を設けることが記されており、イオン(千葉市美浜区)が大型ショッピングセンターなどの商業施設の出店を計画していることが度々報道されてきたが、これまで八王子経済新聞の取材に同社は「公に発表したことはなく、イエスともノーとも言えない」と応えてきた。
今回は仮称ではあるものの店名が入った形で看板が立てられたが、これについてイオンモール(千葉市美浜区)の広報担当者は「当社としてこれまでに公式に発表しているものは何もない」とするにとどまり、詳細については明らかにしなかった。