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「イオンモール多摩平の森」がグランドオープン-開店時は2000人越す行列も

9時のオープンとともに多くの客が入場した

9時のオープンとともに多くの客が入場した

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 「イオンモール多摩平の森」(日野市多摩平4)が11月20日、グランドオープンした。

オープン祝して大坪冬彦日野市長らが参加しテープカットも

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 JR豊田駅から徒歩3分の場所に位置する同施設。1958(昭和33)年に建設された「多摩平団地」の再開発に合わせて建設が進められた。敷地面積約3万900平方メートルに、核店舗のスーパーマーケット「イオン多摩平の森店」のほか、専門店約130店が出店する。

 郵便局などが並ぶ「グランドフロア」、イオン多摩平の森店やフードコート、ケーキショップ「バーゼル」や無添加のスイートポテト「高尾ポテト」をはじめとした八王子発の店も並ぶ1階「グルメフロア」、「無印良品」「GU」「ザ・ダイソー」などアパレル・服飾雑貨・生活雑貨などがまとまる2階「ライフスタイルフロア」、未来屋書店をはじめとしたキッズ向け店舗や、主婦や親子連れをターゲットとした店、多目的ホール「イオンホール」などで構成される3階「コミュニティフロア」から成る。

 グランドオープンを前に、今月17日から近隣住民に向けてソフトオープンを実施。3日間で約12万人が来場するなど好評だった。グランドオープン当日も9時のオープンに先駆け、市内外から多くの客が来場し、2000人が列を作った。

 8時ごろに到着し、列の先頭付近に並んでいた市内在住の中林さんはソフトオープン時に一度来場。「ものすごく広かった。まだあまり見ていないが、2回、3回と見ていきたい」とグランドオープンに期待を込めた。八王子から来たという八木さんもソフトオープンの際に一度訪れており、「品ぞろえに満足した。夢のある、少し変わったものも置いてもらえればうれしい」と期待する。

 8時30分からはオープニングセレモニーを開催。女性だけで活動しているというパフォーマンス集団「エル・プロダクツ」が殺陣を披露し盛り上げたほか、地域住民をはじめ、大坪冬彦日野市長、オンモールの岡崎双一社長、イオンリテールの梅本和典社長らが出席してテープカットも行われ、大きな拍手とともにオープンを迎えた。

 テープカットを前に「いよいよグランドオープンさせていただく」とイオンモールの岡崎社長。「皆さんに愛される建物を造ろうと思い、大坪市長や市のまちづくり部の皆さんの指導の下、こういう建物ができた。イオンモールだけで造った今までの建物よりも相当良い建物になったと思う」。市との連携や地元商工会とのコラボによる「ご当地WAON」などの展開に触れた上で、「従業員一丸となって皆さま方に愛されるモール作りをしていきたい。向こう10年、30年、50年と一生懸命やっていく」と意気込んだ。

 オープン後は館内各所が人でごった返し、八王子から出店のバーゼルには長蛇の列ができたほか、食品売り場も店内混雑のため入場規制がかかるなど大きくにぎわった。

 記者会見で岡崎社長は「駅から200メートルほど離れているが、駅に向かう導線の中にモールを組み込んでいる。街の中のメーン通路や商店街を意識している」とコメント。「もっと積極的に地元の経済を活性化できるようにしたい」とした上で、うわさされている「八王子インター北地区」への出店については、「コンセプトがまったく異なるので、食い合うことはない」と見込む。

 オープンに合わせ、3階「イオンホール」では出店する各店舗が集まり、催しを繰り広げる「キテ・ミテ・フェス」を開催。今月24日まで。22日・23日には、豊田駅側のエントランスに当たる「森のステージゲート」で、東京薬科大学や実践女子大学、大妻女子大学、首都大学東京といった近隣大学の学生が集まりパフォーマンスを披露する「キャンパス・フェス」も行われる。

 営業時間は専門店=9時~22時、レストラン街=10時~23時。イオン多摩平の森店は、食品フロア=9時~23時(12月からは7時~)、そのほか=9時~22時。

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