八王子市学園都市センター(八王子市旭町)で12月18日、地元経営者らが自らの体験などを学生に向かって紹介するイベント「経験者は語る会」の特別編「『経験者は語る会』 special ver」が開催される。会場は同センター第5セミナー室。
主に広域八王子圏の大学に通う学生を対象に偶数月に一度開いている同イベント。毎回3人ほどの地元経営者らをゲストスピーカーに招き自らの経験談や思いを聞く。市民も含めて毎回30~40人ほどが参加し、イベント終了後には懇親会も行うなど盛り上がりを見せている。
15回目となる今回は特別編として、これまでイベント運営に携わり来年就職する、中央大学法学部4年の小竹亮輔さんと帝京大学経済学部4年の大島彩香さんがスピーカーとして登壇。2人が大学を卒業するまでの間、「学生社員」として迎え入れた地元でセミナー事業やOA機器のリース事業などを手掛ける「日商平野」(西寺方町)の平野雅之社長と共に、これまでの軌跡を振り返る。
イベントを手掛ける、中央大学法学部3年で「学生社員」として日商平野セミナー事業部に所属する植松佑太さんは「今回は『経験者は語る会』を通して学んできた学生が、その学びを踏まえてどうなったのかを社会人に対して話していく」と話す。「成功を収めた人が、どんな経験をしてきたのか過去を振り返って話してもらう。もう一回自分を見つめ直す機会に、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
年明け以降は植松さんたちが中心となってイベントを続ける方針という。「『経験者は語る会』は八王子の学生に対して、八王子で活躍されている人生の先輩が生きざまを語るもの。今の学生は就活が一つの大きなターニングポイントになっている。今の社会で活躍されている方が自分の人生を語ることによって、今後の進む道の参考になってもらえればとやってきた」と植松さん。
学生向けのセミナーの多くが都心で開かれていることに対し、「八王子はめちゃくちゃ学生が多いのにわざわざ都心に行くのはばからしい」とも。「就活に関することを全部八王子でやれたらいいのではないかと思っている。そのためにも今のこの輪を外に広げていくことが大切」と力を込める。
開催時間は18時30分~21時30分。参加費は学生=500円、社会人=1,000円。