ケーブルテレビ局「J:COM八王子」(八王子市旭町)は現在、八王子の魅力を1分間の映像で表現する「八王子学生CMコンテスト」への応募を受け付けている。
地域貢献を目的に2013年に初めて開催され、3回目を迎える同コンテスト。今回は「大好き!HACHIOJI! TAKAO!」をテーマに据え、八王子の中でも高尾エリアに関心のある学生を対象に投稿を呼び掛けている。
「高尾の自慢できるもの、知ってほしいもの」を題材にしていれば、アニメーションや写真、絵など静止画、スマートフォンで撮影した映像など作品についてはどんなものでも構わない。同社地域プロデューサーの大村泰康さんは「昨年は京王高尾山口駅のリニューアルや京王高尾山温泉や高尾599ミュージアムのオープンなど高尾が一大ムーブメントの年だったが、高尾は深掘りすればするほど魅力があるところなので、地元の人であっても知らないようなものがあるといい」と話す。「あくまでテーマは地域としての『TAKAO』であって、高尾山だけではない」とも。
集まった作品については、これまでに数多くのCM制作に携わってきた電通の統括クリエーティブディレクター・岡野敏之さんや「彼女とデート気分」で八王子市内の個店や名所などを紹介する番組「恋する八王子彼女 -ハチカノ-」のディレクターを務める映像作家の立岡未来さんらが審査員として選考を行い、最優秀賞などを決定。今月30日に「高尾599ミュージアム」(高尾町)で行われる上映会を兼ねた表彰式の場で結果を発表する。会場は2階市民ギャラリー。開催時間は14時~16時。
3月には同局のコミュニティーチャンネル「J:COMチャンネル八王子」で受賞作品と優秀作品を紹介する特別番組の放送も予定。「学園都市八王子という意味でも、八王子からクリエーターを出したい。東京でこのようなコンテストを行っているところはないと思うので、次世代のクリエーターにぜひ挑戦してほしい」と大村さん。同じく地域プロデューサーを務める菅原幸子さんは「期間が短くて申し訳ないが、八王子は人がいいというところがあるので、キャスティングまでこだわってほしい。1分あるのでストーリー性を入れて、人情物もあるとうれしい」と期待を込める。
応募要項は同コンテストのフェイスブックページからダウンロードできる。締め切りは1月15日。