八王子のイベント交流スペース「マニeカフェ」(八王子市中町)で2月25日、持論を語り合いながら交流を深める飲み会「Speakers' Corner(スピーカーズ・コーナー) 八王子」が行われる。
八王子経済新聞が主催するシリーズイベント「八王子経済新聞文化センター」の本格スタートを前に、プレ企画として開いている同飲み会。昨年6月から月1回のペースで行っており、今回で8回目。
誰でも演説できる場として、英ロンドンのハイドパークなど世界各国の公園などを舞台に行われている「スピーカーズ・コーナー」がモチーフ。参加者がその場でチームを組みクイズに答える「パブクイズ」や、飲みながら持論を語り合い交流する場として希望者が3分間のスピーチを行うコーナーを展開。「自由に発言できる」という趣旨が受け、昨夏には文化放送のラジオ番組「福井謙二 グッモニ」でも取り上げられるなど話題となっている。
今回は石森孝志八王子市長が1月、2016年度から市単独で次世代型路面電車システム(ライト・レール・トランジット、LRT)の整備に向けた検討をしていくことを明らかにしたことを受け、「八王子で公共交通について語る」をテーマに据えて開催する。
「過去のスピーカーズ・コーナーでも公共交通の話題はよく上っていた」と八王子経済新聞の若松尚利編集長。八王子の公共交通については、「LRT構想はおろか多摩モノレールの延伸構想自体、市民にあまり知られていないと思う。市の構想がどうこうではなく、これからの高齢化のことを考えると、車にばかり頼っていられないので、公共交通について考えるのは大事」としたうえで、「LRTに限らず、BRTやコミュニティーバス、オンデマンドバス、自転車シェアリング、カーシェアリングなど公共交通のカテゴリーに入るものはいっぱいあるうえ、リニアモーターカーや自動運転車など将来の交通の姿も語ってもらえれば。ここのところ参加者が少ないので、ぜひ多くの皆さんに参加していただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は20時~22時ごろ。参加費は1,000円(1ドリンク付き)。申し込みは「八王子経済新聞文化センター」で受け付ける。