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夜の高尾山頂で「暗闇書道」 有志集まり10回目開催

山頂で書を楽しんでいる様子

山頂で書を楽しんでいる様子

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 高尾山で2月29日、有志が集まって夜に山を登り山頂で書道を行う「高尾山ナイト&暗闇書道」が行われた。

でき上がった作品

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 立川駅南口そばの「紙匠 雅」(立川市)の店主・吉田徳雄さんら有志が集まり行っている同企画。19時~22時ごろにかけて高尾山を登り、山頂で書をはじめとしたアートを楽しむもので、10回目を迎えた。

 今回は12人が参加。京王線・高尾山口駅を出発し、夜景を楽しみながら山頂に到着。山頂では、くじ引きを行ったうえで書く文字と順番を決め、2枚の和紙に「高尾山で夜景を見ながら筆遊」(原文ママ)などの言葉を書き記し楽しんだ。

 吉田さんが「スターバックス セレオ八王子北館店」(八王子市旭町)を会場に週1回のペースで行われている有志による催し「八王子駅 朝カフェの会」に参加したことがきっかけ。「フェイスブック仲間との立ち話で週末に高尾山を走って登っていると聞き、一度連れて行ってほしいと頼んだ。その時、山頂でのきれいな夜景を見て、ここで書道をしたら面白い、感動が2倍になると思った」と振り返る。

 店やフェイスブックで参加者を募り、昨年11月末から実施。「夜の高尾山登山と暗闇書道の魅力は、何と言ってもスリルと夜景。みんなで登れば怖くない。高尾山は夜でも京王線が動いており、帰りの心配もなく安心。世界の山でもある高尾山の夜景の素晴らしさ、夜でも安心な山であることを発信したかった」とも。

 屋外での書道については、「解放された自然の中で、自由に書く楽しさを知ってもらいたい。それと和紙に書くことで、和紙の素晴らしさも多くの人に知ってもらいたい」としたうえで、「書道というと、うまく書かないといけないと思い緊張するものだが、山頂書道は楽しく面白いと盛り上がる」と笑う。

 次回予定はまだ決まっていないが、「元気で登山ができるうちに興味のある方を募って、『昼間の高尾山もいいが、夜は貸し切り状態でもっといい』と多くの人に広めたい」と意気込む。

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