京王電鉄と東京都交通局は1月16日、高尾山薬王院(八王子市高尾町)で行われる「高尾山献上そば行列」と連動して、臨時列車「高尾山冬そば号」を運行すると発表した。
高尾山周辺では、そばの上にとろろを乗せた「高尾山とろろそば」をさらに広める目的で、毎年1月から3月末にかけて「高尾山冬そばキャンペーン」が行われている。7回目となる今回は1月24日~3月31日の日程で開催される予定。
「高尾山献上そば行列」はこのキャンペーンと連動して、昨年より始められた。高尾山周辺で店を開くそば店の店主や山伏などがそばや自然薯の豊作を願って、みこしの上に乗せ担ぐ。みこしは行列を作りながら高尾山薬王院の大本堂まで運び、本尊にそばを奉納。昨年は参詣客に「そばずし」も振る舞われた。
今年の「そば行列」は2月7日13時30分から開催。臨時列車はこれに合わせて運行する。乗車の際には事前の予約は必要なく、誰でも乗車することができる。また、乗車客には京王高尾線・北野駅から高尾駅の間で、車内で乗車記念のオリジナル手ぬぐいを配布する予定。手ぬぐいは高尾山薬王院の参道にある赤ちょうちんをデザインしたもので、1,000枚を用意する。
列車は都営地下鉄新宿線・大島駅から京王高尾線・高尾山口駅までの間を走る直通急行列車で、大島駅を9時40分に出発、高尾山口駅には11時17分に到着する予定。