八王子市が4月17日、熊本地震の被災者を支援するため、市を窓口とした災害義援金の受け付けを始めた。
市では地震発生を受け、市役所本庁舎1階案内やサザンスカイタワー八王子(八王子市子安町4)4階の行政施設「八王子市南口総合事務所」などに義援金箱を設置し、市民に募金活動への協力を呼び掛けている。
同日、八王子駅コンコースには、市の管理職でつくる「市部課長会」の有志13人が集まり、街頭での募金活動を行い、市役所の義援金箱に寄せられたものと合わせて、1日で約47万円が集まった。このほか、八王子市議会議員らと市部課長会も合わせて50万円の義援金を熊本県へ送った。
18日は「平成28年熊本地震・支援本部」を立ち上げ、今後の対応などについて協議。義援金箱の設置場所を市内57カ所まで増やすことを決めた。設置場所は、市内の各図書館や市民センター、オリンパスホール八王子(子安町4)、いちょうホール(本町)、エスフォルタアリーナ八王子(狭間町)、高尾599ミュージアム(高尾町)、八王子市夕やけ小やけふれあいの里(上恩方町)、道の駅「八王子滝山」(滝山町1)など。
同日13時には、八王子市が備蓄している防災用2リットルペットボトル飲料水600本やアルファ米5000食を熊本市に向けて送った。市民からの支援物資の受け付けについては、受け入れ品目や受け入れ方法などが決まり次第、市ホームページで公表する予定。