八王子市内の飲食店などが参加して5月15日、ワインをテーマとしたイベント「St Vincent Hachioji(サン・ヴァンサン・八王子)」が行われる。
「サン・ヴァンサン・八王子」には毎年1000人を超える参加者がある
仏ブルゴーニュ地方で行われているワインのイベント「サン・ヴァンサン」をモチーフに、八王子の街で飲み歩く「大ワイン試飲会」をうたう同イベント。2013年5月に初めて行われ、今回で5回目を迎える。
参加者は、ホルダーにぶら下げたワイングラスを首から掛けて、レストラン「HACHIOJI BAL(八王子バル)」(八王子市東町)や「Brasserie BASEL」(明神町3)、ブラジル料理とサッカーをメインに扱うバー「NossA」(三崎町)などの参加店を訪問。各店が薦めるワインを1杯40ミリリットルずつ試飲しながら街を散策する。
今回は初参加となる5店を含む32店を飲み歩く。バーやレストランのほかに、パン店「Boule Beurre BOULANGERIE(ブール・ブール・ブーランジェリー)」(横山町)なども参加。市内最古の神社として知られる子安神社(明神町4)も特別出店する。
同神社について、「山梨のワインの造り手に来ていただき、醸造家から直接話を聞きながら試飲できる。雰囲気がいいところで気持ちよく飲めるのでおすすめ」と企画から携わる「バーゼル洋菓子店」(高倉町)店主の渡辺さん。
今年はラベルを隠したワインをテイスティングし原作国名と品種を当てる催しや、スマートフォンで参加店の位置を調べることができる「サンヴァンサンナビ」を導入する予定で、「どのような順番で回ったら効率がいいかなど回遊しやすくなる」とも。
チケットの販売は好評で、今後、予備のチケットも販売する方針。「当日でも早い時間ならば購入できる可能性がある」。チケットは参加店のほか、公式ホームページでも扱う。
「学生の街というイメージの八王子を大人が楽しめる街にしたい」と渡辺さん。「以前から、クオリティーの高い和食屋、すし屋、そば屋が多く、食文化の高い街だと認識しているが、ワインをはじめ洋食文化はまだまだ」。イベントの開始当初と比較すると、「店でワインボトルをテーブルに置いて飲む姿は圧倒的に増えたと認識している。人と人が横につながり、たくさんのいい笑顔に出会えるイベントになっている」とも。
「今年も天気予報は晴れなので、皆さまとお会いできることを楽しみにしている。八王子は思いのほか広い街なので、ぜひ歩きやすい靴で参加いただければ。水分補給しながら、のんびり楽しんで」と呼び掛ける。
開催時間は12時~17時。参加料は4,500円。