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八王子で短編映画作品を公募 今冬に映画祭、監督に製作資金支援も

昨年の「一般の部」では、上田慎一郎監督の作品「テイク8」がグランプリを受賞

昨年の「一般の部」では、上田慎一郎監督の作品「テイク8」がグランプリを受賞

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 今冬、新人映画監督の作品を紹介する「八王子Short Film(ショートフィルム)映画祭」が開催されるのを受け6月1日、作品の公募が始まった。

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 新人映画人の発掘とともに八王子の街おこしを目指して行われる同イベント。2013年から八王子・御殿山の結婚式場「八王子日本閣 ノースアンジュ」(町田市相原)を会場に行われ、毎回300~400人ほどの観客を集める。4回目となる今回は、12月4日に開催予定。

 上映する作品はオリジナル短編映画。今回は「出会い」「愛」「結婚」をテーマにし、新進気鋭の映画監督を対象とした「一般の部」と「学生の部」を設けて作品を公募している。

 「一般の部」ではルールの一部を変更。「高いレベルの作品を撮る力のある新人監督に製作をお願いしたい」(同実行委員会担当者)と、他の映画祭での受賞経験を持つことなどを条件に作品のプロットを募集。審査で6人を選び、製作資金として30万円を補助した上で映像として完成させてもらう形にした。

 同実行委員会の担当者は「新人映画監督にとってオリジナル作品を撮るには、資金、ロケ地などさまざまな弊害がある。本映画祭ではいずれか1つのテーマを含んでいれば、製作資金を援助し結婚式の会場や衣装は特別協賛である八王子日本閣が全面的に協力する。基本的には監督の製作意思を尊重し、クリエーティブ面において口を挟むこともない。テーマに沿っていれば監督が作りたい物を自由に作れる環境を用意している」と話す。

 映画祭当日は第一線で活躍している映画監督を審査員として招くほか、新たな仕組みとして観客投票による観客賞の創設なども検討しているという。

 「よりたくさんの新人映画監督と出会い、八王子という街をさまざまな映画人に知ってもらいたい、そして八王子を映画文化で活性化したいという思いがある。八王子は都内にもかかわらず自然が豊かで歴史ある建造物も多く、映画作りに適している街だと思う。そんな八王子を作品の舞台として斬新な切り口で表現してくれる新たな才能に出会いたい」と期待を込める。

 応募締め切りは一般の部=6月30日、学生の部=9月30日。応募要項は公式ホームページに掲載している。

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