女性をターゲットにしたコワーキングカフェ「Honeycomb Stage+(ハニカムステージ)」(八王子市東町)で8月11日、八王子市民有志が開くものづくりコンテスト「はちもん」応募作品の一般投票が始まる。
今年で2回目を迎える同コンテスト。ハニカムステージのほか、手芸店「くればやし絲(いと)の店」、西八王子駅近くにある、ものづくりが楽しめるカフェ「WARK(ワーク)」など、市内でものづくりを応援する店舗や個人が集まり企画した。
今年は部門をあえて設けず幅広く募集。「昨年は少なかった絵画や刺しゅうなどの額ものが多く集まった」とハニカムステージの小金沢さん。「昨年に引き続き今年も応募してくださった方は、昨年とは趣向の違う作品を応募してくださり、パワーアップしている」とも。
会場では、1次審査を通過した23作品を展示。来場者はその中から好きな作品に投票し、最優秀作品を決める。「八王子のものづくりをもっと盛り上げたいという思いで昨年からスタートした『はちもん』だが、今年は少しずつ知名度が上がってきている実感がある。昨年とはまた違ったすてきな作品が集まっているので、ぜひ直接ご覧いただき、最優秀作品を選んでいただければ」と呼び掛ける。
会場ではこのほかにも、今回の催しに合わせて制作された市内のものづくりに関する店や教室などについて紹介する冊子「はちもん ものづくりマップ」の配布も実施。A6サイズ・18ページにものづくりに関する情報を詰めんだもので、「八王子の隠れたものづくりが発見できる冊子となっている」。同冊子の作成にあたっては新たな資金調達の手段として、クラウドファンディングを活用。「たくさんのご支援をいただき、無事にすてきな冊子を作ることができた」と話す。
来年は八王子市の市制100周年に合わせて、コンテスト以外にも新たな事業を展開。「八王子の子どもたちに桑都でありものづくりの街でもある八王子を知ってもらうため、『はちもん社会科見学』を行う」と小金沢さん。桑畑での桑の実収穫体験や機織り、糸紡ぎなど八王子の織物産業にも触れる体験をさせる予定で、「来年のコンテストの最終審査会場では、子どもたち100人の笑顔の写真を通して、ものづくりの楽しさを市民の皆さまにアピールできたら」と意気込む。
開催時間は各日10時~18時(14日は13時まで)。展示と投票は今月14日まで。