八王子学園八王子高校(八王子市台町4)で10月15日・16日に開催が予定されていた、Bリーグ3部・東京八王子トレインズ対金沢武士団戦が急きょ、中止された。
5連勝が懸かるシーズン第3節を迎えるはずだったトレインズ。今回は金沢武士団の10人の選手に発熱や急性胃腸炎の症状が発生。八王子市内の病院で検査を受けたところ、空気感染の可能性も否定できないとして異例の開催中止が決まった。試合が中止されるのは、9月30日にBリーグ3部が開幕して以来、今回が初めて。
金沢武士団の鈴木裕紀ヘッドコーチは「われわれの不注意で皆さまが楽しみにしてくださっていた試合を行えない状況となってしまいました。今後二度とこのような事態を引き起こさないよう細心の注意を払ってまいります」とコメントを発表。トレインズでは今回の試合について、チケットの払い戻しに応じることを明らかにしたほか、Bリーグでは今月19日までに中止となった試合の取り扱いについて決定するとしている。
今回の試合中止を受け、「今はゆっくり休んでもらいたい」「まさかの試合が中止」「こんなことがあるのか」「こういう場合はどうなるんだろう」(以上、原文ママ)とネットでも話題となった。
「5連勝、6連勝に向け、チーム・フロントが一丸となって進めてきたが、このような結果となり正直、悔しい思い」とトレインズの和田尚之代表。「遠方から、この試合のために泊まりがけで来られたファンの方がそれを知った時に泣き崩れていた姿や、アナウンスが届かず会場まで来ていただいた方々、応援してくださっている方々の思いを考えると、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」とも。
「次週以降の試合に向けて、今回の皆さまの応援の気持ちに応えられるよう、八王子トレインズ関係者一同、全力で取り組んでいく」と気合を入れる。