セブン-イレブン・ジャパン(千代田区)は2月12日、八王子・日野の両市内のセブン-イレブン88店でレンジ麺「八王子ラーメン」を販売すると発表した。
コンビニエンスストアでの八王子ラーメンの商品化に関しては今年1月、関東地区のファミリーマートで、同じレンジ麺として発売されたものに続いて2品目目。
「八王子ラーメン」は濃いめのしょうゆスープに刻んだ生玉ネギをトッピングしたご当地ラーメン。一説では、昭和30年代に市内のラーメン店「初富士」(中野上町4)で誕生し、その後、市内に広まったとされる。
今回の商品開発には八王子ラーメンでまちおこしをしようと市職員や市内の大学生らが結成した「八麺会」が参加。同会はこれまでに市内のラーメン店を写真入りで紹介した「八王子らーめんマップ」の制作・配布や八王子ラーメンをテーマにしたホームページの運営などを行っている。
同社によると、同会が定める「スープの上に油が覆うこと」「濃い口のしょうゆスープであること」「刻んだ玉ネギを使うこと」の3つの八王子ラーメンの定義にこだわり、忠実に再現をすることを目指したという。
スープには鶏ガラ、丸鶏、玉ネギ、ショウガ、ニンニクなどを6時間以上煮込んで炊き出したものを使用。ここにしょうゆ、カツオ節、サバ節、煮干などを使った「しょうゆかえし」と香味油を加えた。トッピングにはメンマ、チャーシューに加えて刻んだ玉ネギを添え、麺にはスープや玉ネギが絡みやすい中麺を使用した。また、商品のパッケージには「八麺会」のオリジナルキャラクターである「はちどん」を使用した。
価格は398円。販売は今月13日から。