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八王子・高尾にショッピングセンター 大和ハウス工業が6月開業へ

「iias高尾」の完成予想図

「iias高尾」の完成予想図

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 大和ハウス工業(大阪市)はJR高尾駅から徒歩6分の場所に6月22日、大型商業施設「iias(イーアス)高尾」(八王子市東浅川町)をオープンする。3月8日に行われた記者会見で発表した。

「iias高尾」の内観予想図

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 同社は2013年12月に旧ラピスセミコンダクタ八王子事業所の土地を取得し、住商一体となる「高尾サクラシティ」の開発を進めている。昨年10月にはマンション、今年1月には戸建て分譲住宅をそれぞれ完成させた。

 今回は敷地面積約6万4000平方メートルの中に商業施設を建設。地上3階建てで、このうち1階・2階を店舗、3階と屋上を駐車場として利用する。延べ床面積は約8万800平方メートルで、同社は「八王子市最大級のショッピングセンター」をうたう。

 スーパーマーケットの三和、スポーツ用品を扱う「SUPER SPORTS XEBIO」、家電店のノジマ、家具などを扱うニトリ、玩具などを扱うトイザらスとベビーザらスがそれぞれ核テナントとして出店。このほか、くまざわ書店をはじめとした地元店など含め120店が入る予定。

 同社のショッピングセンターブランド「iias」としての出店は全国で3例目。今回は「ちょうどいいが、心地よい」「ちょうどいい距離感や空間づくり」をコンセプトとし、「地元に住んでいる方に今以上に利便性、生活の心地よさを感じていただきたいという思いを込めて、毎日便利に使っていただける施設にしようと作り込みをしている」と同社の増田尚嘉SC事業部長。

 店から5キロ、約33万人を商圏とし、入場目標は年間1000万人を据える。年商目標は220億円。「高尾より西側に商業施設はないので、商圏は大月くらいまで伸びるのでは。(出店者は)生活利便性を考慮して、ハイトレンドなものよりは実生活に合うものにした」と増田さん。「人口構成を見てファミリー層や団塊ジュニア、アクティブシニアと言われる団塊世代に加えて、学生が多いので単身層もターゲット。地元の自治会と連携して、夏祭りや市主催の催しといったイベントなどさまざま企画も行っていきたい」とも。

 近隣には国道20号や町田街道といった幹線道路があることから、公共交通機関での来店を推奨するため、開業に合わせてシャトルバスの運行や交通系ICカードを使ったキャンペーンなどを展開。「交通渋滞の問題についても、地元との連絡会などを通じてしっかり議論している。想定ではマイカーが6割、公共交通機関が4割の利用と見込んでいるが、公共交通機関の割合を上げていきたい」と話す。

 「当社としては都内最大級の開発。iias高尾が完成することで、事業が完成する」と同社多摩支店の八友明彦支店長。「地域の皆さまの日常やニーズに応えるショッピングセンターとして、地域の皆さまに愛される施設を目指す」と意気込む。

 営業時間は10時~21時(飲食施設は22時まで)を予定。

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