プロバスケットボールチーム「東京八王子トレインズ」が5月7日、日野市市民の森ふれあいホール(日野市日野本町)でファイナルステージ最終節「ライジングゼファーフクオカ」戦を終え、2016年シーズン公式戦の順位を3位で締めくくった。
ファイナルステージ1位のライジングゼファーフクオカとの2連戦となった今節。トレインズが2連勝すれば7勝3敗でライジングゼファーフクオカと並ぶことから、試合の動向に注目が集まっていた。
6日の試合は第1クオーターからライジングゼファーフクオカが先行。そのままのペースで試合は進み、74対107でトレインズの敗戦となった。この結果をもって、1試合を残してライジングゼファーフクオカのファイナルステージ1位が確定した。最終戦となる7日の試合も72対94でトレインズが敗戦。トレインズはファイナルステージを5勝5敗の3位で終えた。
昨年9月末に始まったファーストステージ、昨年11月からのレギュラーシーズン、4月からのファイナルステージの勝ち点の合計を基準とした順位は、1位がライジングゼファーフクオカ、2位が金沢武士団、3位がトレインズという結果に。9日には、トレインズのアレクサンダー・ジョーンズ選手が年間ベスト5としてB3リーグから個人表彰されることも決まった。
「あっという間に2年目のシーズンも終わってしまった。今シーズンに関しては『悔しい』の一言に尽きる」とトレインズの和田尚之代表。「優勝を目標に掲げ、2部昇格を目指して活動をしてきたが、チームは3位、2部ライセンス取得も達成できなかった。1年目と比べて運営面、チーム力は上がったが、まだまだ努力をしていかないといけない。この悔しい思いを来シーズンに生かすため、オフシーズンにきちんと準備をしたい」とも。
今秋から始まる2017年シーズンもB3リーグで戦うこととなるトレインズ。目標は優勝、2部昇格で揺るがない。「チーム力を維持することと練習環境や遠征などの環境面の整備、会社としては健全な運営体制の確立とファンクラブ、協賛企業の増加を目標に掲げる」と和田代表。学校訪問や地域イベントへの参加などを積極的に進めていくことで、愛されるチーム作りを目指す方針で、「これから選手の契約交渉が始まり、来シーズンのチーム作りがスタートする。開幕まで4カ月ほどあるが、期待して待っていてほしい」と呼び掛ける。