中央大学(八王子市東中野)で7月2日、多摩地域の選抜チームによる「中央大学杯スポーツ大会」の1日目が行われ、これに合わせ、地域住民を対象とした学生企画「めでるくんスポーツフェスタ」が開催された。
「中大杯」の名で知られる同大会。バスケットボールやバレーボール、サッカーなどの競技で多摩地域の選抜チームが戦うもので、27回目となる今回は2日・9日の日程で実施。2013年から同大会の公式キャラクターである「めでるくん」を冠に付けた学生有志による「めでるくんプロジェクト」が、地域住民などを対象とした「めでるくんスポーツフェスタ」を開催している。
当日は、AEDの使い方に関する講習を行ったほか、トランポリンや空手教室、スピードガン測定、グラウンドゴルフ、ディスクゴルフなどのスポーツ体験も実施。会場内を巡るスタンプラリーも行った。大会2日目もこれらの催しを行い、大会を盛り上げる。
同大FLP「スポーツ・健康科学プログラム」を履修している学生らが参加し、大学やイベントの認知度向上だけでなく、地域活性化などを目指して企画を進めている。
「夏にスポーツができるイベントとして認知していただけているのでは。ぜひ足を運んでいただいて、私たち学生が何を考えているのか、何を思ってこのようなイベントを開催しているのか熱意に触れていただければ」と法学部法律学科3年で同プロジェクト幹部の松岡明音さん。
同じく幹部を務める商学部金融学科3年の河野成和さんは「小さなお子さんにも大学がどんな場所なのか分かっていただけられるといい。小さいときの経験はその後も鮮明に残ると思うので、中大のことを知っていただけるように頑張りたい」と話す。
プロジェクトの会長を務める総合政策学部国際政策文化学科4年の宮本紘治さんは「めでるくんプロジェクトは学びの場を皆さんに提供することも目的の一つ。それは私たちが学んでいることの意味にもなる」とした上で、「お子さん、保護者の皆さんを含めてなかなか大学に来ることはないと思うので、こういう場を通して、中央大学がどういうところか知ってもらう機会になれば」と意気込む。
9日の「めでるくんスポーツフェスタ」の開催時間は10時から。参加無料。