八王子市内各所で8月1日、「体験楽習フェスティバル八王子2017」が始まる。
自然環境や歴史などをテーマにした体験学習を展開する同フェス。行政・市民団体・企業・大学・美術館などが協力し、8月の1カ月間にわたって実施。自然環境、歴史文化、美術・工芸、産業技術、サイエンスの5つの分野で71の催しが行われる。
日野自動車の研修施設「日野自動車21世紀センター」内に設けられている資料館「日野オートプラザ」(八王子市みなみ野5)では、「おおきな車はたらく車企画展」を行うほか、オリンパス、京王電鉄、佐川急便、ジェイコム八王子なども参加。全身高速3Dスキャナーシステムを手掛けるVRC(明神町2)では、期間中の平日、3Dスキャナーで自分の姿をスキャンする体験イベントを実施する。
市内で新規就農に向けた支援などを進めているFIO(堀之内)は、夏野菜の収穫を体験できる「プチ農業体験」、多摩・八王子江戸東京野菜研究会は江戸東京野菜の栽培体験、磯沼ミルクファーム(小比企町)では「家畜福祉牧場体験教室」を実施。八王子夕やけ小やけふれあいの里(上恩方町)では、八王子産の木を使ったバターナイフ作りをはじめ10の企画を用意する。
広報担当者は「本市には、高尾山をはじめとした自然や歴史、大学、美術館、企業などたくさんの資源があり、その魅力を体験できるプログラムが数多く存在する」とした上で、これらを一つに束ね市制100周年記念事業の一環として企画したという。「小中学生の自由研究や課題としての活用に加え、大人にも楽しんでいただける」とも。
各イベントの詳細はホームページで確認できる。