プロバスケットボールチーム「東京八王子トレインズ」が9月6日、同日に行われたBリーグ理事会で同チームの準加盟クラブ入りが承認されたことを発表した。
現在、ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)が運営するB3リーグに参戦している同チーム。B2リーグ以上に参戦するためには、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)が運営する「Bリーグ」のクラブライセンスを取得する必要がある。取得申請のためには、まず準加盟クラブとなることが条件となることから、これまで準加盟入りを目指して、さまざまな活動を展開。昨年もJPBLに対して申請を行ったが、「継続審議」の結論が出され願いはかなわなかった。
チームを運営するTHTマネジメント(八王子市子安町3)の和田尚之代表は「昨シーズンのうちから申請に向けてスポンサー、行政などと話し合いをした上で会社として全力で取り組んできた」と振り返る。会社組織の変革や経営基盤の強化などを進め、今回の申請にこぎ着けたという。「準加盟クラブ入りが通らないことには話にならないし次に進めないので、今シーズンの一歩目として最初の課題としていた」とも。
今回の準加盟クラブ入りにより、名刺や印刷物に「Bリーグ準加盟クラブ」と表記できるようになったほか、2018-19シーズンに参加するためのクラブライセンス申請も可能となった。今後、B2リーグに昇格するためには、クラブライセンスの発行を受けた上で、2017-18シーズンの結果を踏まえて、B2リーグとの入れ替え戦まで勝ち進む必要がある。
和田さんは「B3リーグは観客数が少ないことが課題。シーズンが始まったら集客に全力を注ぎたい。チームは3年目で一番強いチームに出来上がっていると思うので、チームを信じて優勝してもらうだけ。B3優勝が目的ではなく、B2との入れ替え戦を勝つことが目標ということを念頭に置いて、必ず来シーズンはB2に上がれるよう全員でやっている」と意気込みを話す。
今シーズンファーストステージ第1節第1戦となる「鹿児島レブナイズ」戦は今月29日、エスフォルタアリーナ八王子(狭間町)で行われる。