「全国都市緑化はちおうじフェア」の開会式が、9月16日に富士森公園(八王子市台町)にて開催され、航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」がオープニングセレモニーに合わせて展示飛行を行った。
会場でファンサービスを行ったブルーインパルスのパイロットと整備員
同イベントは市制100周年記念のメイン事業で、市内各地で「花とみどり」をテーマにした展示が約1か月間行われる。メイン会場の富士森公園には、園内全体に庭園や花壇が設置された。
オープニングセレモニーでは、石森孝志八王子市長のあいさつなどが行われた。「あいにくの天候だが、ブルーインパルスが無事に飛行できることをうれしく思う」と話し、悪天候により展示飛行が危ぶまれる中、観客の声に応えて飛行実施に至ったことへの感謝とともにエールを送った。
テープカットのタイミングに合わせて、入間基地(埼玉県)から飛来したブルーインパルスは、昨日の事前訓練とは演目を変更し、会場上空で約20分間の展示飛行を行った。
メイン会場となるダイワハウススタジアム八王子(台町)には、スタンドを埋め尽くす約1万人の観客が来場し、ブルーインパルスの飛行に合わせて大きな歓声があがった。
都内から訪れた20代の女性は「初めてブルーインパルスを見たが、息のぴったり合った飛行に驚いた。都内で見ることができてうれしい」と話した。また、家族で訪れていた椋本蒼太郎ちゃん(3)は「ツリーのような形をして飛んできたのが格好よかった」と声を弾ませた。
展示飛行終了後は、パイロットや整備員によるサイン会なども行われ駆け付けたファンらと交流を行った。
飛行班長を務める越後英さんは「都心から近い八王子での飛行は、多くの方が来場されるのでやりがいを感じています。(ブルーインパルスを)見たことのない方にも、興味を持っていただく機会になれば嬉しい」と話した。
「全国都市緑化はちおうじフェア」の会期は今月16日~10月15日。開催時間は9時30分~17時。入場無料。