京王電鉄が10月31日、2018年春に京王線・多摩動物公園駅前に開業する子ども向けの全天候型遊戯施設の名称を「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」(日野市程久保3)に決定したと発表した。
昨年11月に計画を発表していた同施設。約3000平方メートルの敷地の中に地上2階建ての建物を展開。延べ床面積は2900平方メートルで、同駅周辺に展開する鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(程久保3)の屋内施設の約2.4倍の規模となる。
施設には体を使う「体育」、自分で考えさまざまなものを作り出し学ぶ「知育」、木の遊具に触れ合うことで木材や環境への理解を深める「木育」の3種類の教育要素を集結。3つの「育」を生かし、子どもが覚えやすく発音しやすいものとして「ハグハグ」という名称に決めたという。同社は「お子さまを抱きしめるように、愛情を持って育める施設であってほしいとの思いも込めている」と説明する。
館内には高さ約12メートル、直径約15メートルと「日本最大級」をうたうネット遊具や1周約200メートルの屋内ミニSLなど7種類のコンテンツを用意することも明らかにした。「収容人数は約600人と、国内では有数の全天候型の大型遊戯施設」とも。
カフェレストランも併設。パーティー利用できる個室も用意することで、新たなニーズの開拓も目指す。「多摩動物公園や京王れーるランドと連携し、エリアの回遊性や集客力を強化することで、子育てファミリーを中心にお楽しみいただけるよう、さらなる魅力向上・活性化を図る」と意気込む。