国道16号・大横町交差点側に「からあげ弁当」など鶏肉をメインに扱う弁当店「ぽぽん家」(八王子市本町、TEL 042-686-1150)がオープンして1カ月がたった。オープン日は11月9日。
主力メニューの「からあげ弁当」は、オープン当初に比べ唐揚げが巨大化
元横山交番側、八王子市の文化施設「いちょうホール」(本町)にも程近い場所に位置する同店。入り口に「からあげ」と書かれたのれんを掲げ、主力メニューの「からあげ弁当」(500円)のほか、「油淋鶏(ユーリンチー)弁当」(600円)、唐揚げ2個とコロッケ1個を合わせた「からコロ弁当」(550円)の3種類の弁当と唐揚げ(100グラム250円)、軟骨揚げ(20個300円)などの鶏肉を使った総菜メニューなどを提供する。
カウンター席6席を用意し作りたての弁当をその場で食べることができるほか、高尾山などへのツーリングの途中に寄ってもらおうとスマートフォンが充電できる環境や無料Wi-Fiも提供。店主の「ぽぽ」さんは「冬は寒いと思うので中で食べてもらって、夏は暑いので涼んでもらって再び走ってもらいたい」と話す。
一昨年、都心から八王子に引っ越してきたというぽぽさんが一念発起し店を立ち上げた。「子どもも独立し、ご飯を作るのは大好きなのに自分の分だけ作るのは嫌なので、夢だった飲食店をやろうと思った」とぽぽさん。1人で店を切り盛りする中、「冷めてもおいしい」をコンセプトに弁当を作っている。「出身地が米どころだから」と米にもこだわっており、現在は秋田から新米の「あきたこまち」を取り寄せている。
オープン当初は「からあげ弁当」と唐揚げ単品しか用意していなかったが、客の声を反映してメニューを追加。「からあげ弁当」も唐揚げのサイズがどんどん大きくなっているという。「来店される方から『もうちょっと大きくして』という声が大きかったので、その声に答えていったらこうなった」とぽぽさん。「お客さんから揚げたてがいいと言われたので、お茶でも飲んでゆっくりしてもらう代わりに揚げたてを出すようにしている。来てくれる人のニーズに近づけていきたい」とも。
店名の「ぽぽん家」は、たんぽぽが由来。「私が『ぽぽ』と言われているから。10歳の時から新聞配達をするなど雑草魂で生きてきたので、それを名前に入れた」。今後は30~40代の客を増やしたいという。「今は鶏で攻めているので、まずは唐揚げで頑張りたい」と意気込む。
営業時間は11時~14時30分。土曜・日曜・祝日定休。