八王子学生委員会(八王子市旭町)が12月上旬から、同会の活動や八王子周辺の大学の部活動などを紹介する情報誌「ハロー、ハチガク!」第2号を配布している。
広域八王子圏の大学などに通う学生が学校の壁を越えて交流を図ることを目的に1996年に結成した同会。学生同士の横のつながりをつくることと市民に学生の活動を知ってもらうことを目的に情報誌の発刊を企画。創刊号は昨年3月に刊行された。
第2号では昨年5月に同会主催で行われた地域合同学園祭「学生天国」の舞台裏を紹介するほか、「○○学生コーナー」と題したページでは、ボランティア活動を行っている拓殖大学の「TVT」、中央大学の「青い鳥」の2つのサークルのメンバーによる対談を掲載。「八王子ベストグルメ」のページは「定食編」として創価大学の側に店を構える飲食店「伽羅(きゃら)」(谷野町)を特集した。
昨春から同会のメンバーが総出で取り組んだ同誌。12月に同会の委員長に就任した拓殖大学国際学部2年の井口真衣さんは「ただ冊子を作るだけではなく、その過程でも学ぶことがあった。伝えたいこと、見てほしいものをちゃんと第2号では出せたので良かった」と話す。
学生による自主組織となっており、現在、メンバーは7人。同誌の制作に加え、「学生天国」の運営などイベントの企画なども進めていることから、井口さんは「欲を言えばあと10人くらいメンバーがいれば。今年はメンバーを増やしたい」と意気込む。
全6ページ。市内の図書館など公共施設のほか、大学コンソーシアム八王子に所属する各大学などでも無料配布する。次号は今夏発行予定。