八王子市夢美術館(八王子市八日町)で4月6日、特別展「-国芳、広重、国貞、豊国、英泉らが描く- 浮世絵ねこの世界展」が始まる。
江戸~明治時代の浮世絵師が描いたネコが登場する作品を一堂に紹介する同展。江戸時代後期の浮世絵師でネコ好きとして知られる歌川国芳が手掛けた「鏡面シリーズ」や歌川広重による連作名所絵「名所江戸百景」など149点が展示されるという。
同展では国芳、広重のほか、歌川国貞、歌川豊国、渓斎英泉などが手掛けた作品も紹介。国芳の作品だけでも「鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘」のほか、「五十三駅 岡崎」「荷宝蔵壁(にたからぐらかべ)のむだ書」といった作品が並ぶ。
今月21日には同展監修者で国際浮世絵学会常任理事の稲垣進一さんによるギャラリートークも開催。同館広報担当者は「展示作品に即して浮世絵に描かれたネコたちと人の関わり、関係についてお話しいただく」と話す。開催時間は11時、15時の2回で、それぞれ40分程度行う予定。参加無料。
開館時間は10時~19時。観覧料は、一般=600円、小学生以上の学生と65歳以上=300円、未就学児無料。土曜は小中学生も無料となる。月曜休館。5月13日まで。