イベント交流スペース「マニeカフェ」(八王子市横川町)が4月7日、西八王子駅から徒歩約10分の場所に移転、お披露目会が行われた。
「マニeカフェ」を手掛けるマニさんと「ozone creatives」の藤島さん
「マニとお茶しよう」をコンセプトにフェイスブック上での活動を基として、さまざまなイベントを開催してきた「マニeカフェ」。昨年12月まで八王子駅近くの商業ビルに拠点を構えていたが、オープン5周年に合わせていったん営業を終了。今回、南浅川沿い、水無瀬橋西交差点側に新たな拠点を設け、再始動することになった。
新たな「マニeカフェ」は、地域住民のITリテラシーの向上などを手掛ける「ozone creatives(オゾン・クリエイティブス)」の地域・コミュニティー部門として位置付け。人が集えるようテーブルや椅子などが用意されており、デッサン教室をはじめとしたセミナーや朝活など、さまざまイベントの開催を見込む。
同施設を運営しながら、フリーのアートディレクターとしても活動するマニさんは「今までは飲食もやってきたが、コミュニティー機能をメインにし、それをさらに発展させることが狙い。職場を開放するようなイメージ。従来からやってきたイベントはできるものは続けていく」と話す。「何かやりたい方にはぜひ来ていただいて、いいアイデアが出たらイベントにできたら楽しい。熱い人間がどれだけいるのか楽しみ」とも。
今後は地元商店との協力も狙う。「『マニeカフェ』は八王子の店をPRし応援していこうと考えていて、5年間で培った人脈もあるので、それをうまく生かしたい」とマニさん。「今まで八王子のお店の人たちと仲良くやってきて、少しはにぎやかになったかなという自負はある。今度は西八王子の飲食店の皆さんと仲良くなりたい」と意気込む。
1年以内の法人化を目指して活動を進めているというオゾン・クリエイティブスの藤島久麿さんは「ITだけでやってしまうと狭くなってしまうところを、地域やコミュニティーに携わっている『マニeカフェ』のブランドを生かしつつ進めていくことで広げていけるのでは。飲食から離れることで店舗としての売り上げを考えなくてよくなる分、街全体を巻き込むような価値のあるイベントやコミュニティーへの支援に力を入れていきたい」と期待を込める。