ギャラリーカフェ「MODESTE（モデスト）」（八王子市元横山町3）と2階のアトリエ「enfantterrible－perch」で4月29日、家具職人や建築家などが集い暮らしにまつわる催しを行う「HOME CENTER（ホーム・センター）」が行われる。

飲食に関するブースも登場

　2016年夏に初めて開催し今回で3回目。専門家が暮らしにまつわる相談に応じるほか、DIYに関するワークショップなどを行う。

　今回は地元で活躍している家具職人など13組が出展。木工家具の製作チーム「フルスイング」（市川町）は自ら開発した日用品を販売するほか、オーダー家具の相談にも応じる。オーダー家具製作などを手掛ける「WALDEN」（中野上町1）は、文具や小物などを入れる岡持ちを作るワークショップを実施。高尾でビールの醸造を行っている高尾ビール（下恩方町）、よこよんカフェ（横川町）など飲食に関するブースも登場する。

　地元の建築家やデザイナーなどの会話を元に生まれた催し。イベントの運営に携わる洪（ほん）華奈さんは「八王子とその周辺には建築家や、デザイナー、職人など、日々の暮らしに関係するものを作っていたり、専門にしている人がたくさんいるが、そうした人たちに気軽に相談したり、自分の暮らしのことを話したりする機会がないと感じていた。家のキッチンを自分で補修しようと思っているけど、どうしたらいいかや、家具のリペアの仕方、おいしいコーヒーの自宅での入れ方など、いろいろなことを話せるコミュニケーションの場になればと企画した」と話す。

　今回のイベントについて、「これまでより大幅に出店者が増え、普段はなかなか見られない椅子の座面の張り替え実演なども行うほか、前回からは食にまつわる専門家も参加している。販売するだけでなく、見たり、体験したり、相談できたりする。ビールを飲みながら、家の改装や家具の修理、鉢植えなどについての相談など、とにかく自由に楽しんでもらえれば。私たちは自分で暮らしを良くする商品を買える、それを使って自分自身でやるために専門家に相談するということをもっと広めていきたい」とアピールする。

　開催時間は11時～17時。入場無料。